院長先生の相談室


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記事No 7052
タイトル Re: 甘噛み対処法
投稿日 : 2015/10/02(Fri) 17:07:57
投稿者 高円寺アニマルクリニック
参照先
こんにちは。

甘咬みについての悩みは少なくありませんが、そのほとんどが仔猫から若猫の時期です。
6歳の猫となるとなかなか手強いかもしれません。 

仔猫は生後3−4週頃から、母猫のシッポにじゃれつき、遊びながら動くものに素早く反応することを学んでいきます。
兄弟猫がいれば、子猫たちで追っかけっこをしたり、噛みつき合います。
興奮しすぎて強く噛んでしまって痛い思いをさせると、咬まれた方は大きな声で悲鳴をあげたりもっと強く噛み返す、というやりとりをする中で、甘噛みの加減を体得していきます。
しかし、幼いうちに母猫から離された仔猫(こういう猫が増えてきています)の場合は、このような経験をしていないので、噛みつきかたの加減を知りません。
飼い始めた猫の甘咬みが強すぎるようなら、飼い主がその猫の親や兄弟になったつもりで、猫と遊んで教育する(咬み方の加減を学習させる)必要があります。

猫をしつける時には、体罰などを与えるのは良くありません。
軽い鼻ピンなどが効果的な場合もありますが、優しすぎれば効果がありませんし、強くなれば猫はその人を苦手に思うようになります。その加減がとても難しいです。
教育を行うのですから、感情的になって怒ってはダメです。
「叱る」と「怒る」は違います。

基本は
・強く咬むと愉しい時間が中断する
・強く咬むといやなことが起こる
を覚えさせることです。

・強く咬むと愉しい時間が中断する
愉しく甘えている時に強く咬まれたら、強い口調で「痛い」「ダメ」など短い単語で不快感を表します。
 その後その場から立ち去ってしまいましょう。
 他の部屋に行ったり、トイレに入ってしまうのもありです。
 猫は、「愉しい時間を過ごしていたのに咬んだ途端それが中断して、大好きな人がいやそうな様子で立ち去ってしまった」ことを繰り返し経験すると、咬むと愉しい時間が終わってしまうことを覚え、咬まなくなります。
また、咬まれたとき過剰に反応しないことも大切です。
過剰に反応するとそれで興奮して楽しくなってしまう猫もいるからです。

・強く咬むといやなことが起こる
 猫が強く咬んだときに、「大きな音がする」、「いやな臭い(猫にとって)がする」、「水が飛んでくる」などが起こると猫は驚いて咬むことを中断します。
強く咬むと、どこからかいやなことがやってくるのを経験させ、咬む気をなくさせます。
この時、飼い主は無関係に起こることと思わせられるとより効果的です。

 *「大きな音がする」 大きな音が出るようにねじなどを入れた空き缶を用意します。
   猫が強く噛んできたらそれを振るか投げて甘咬みを中断させます。
 *「いやな臭い(猫にとって)がする」猫は柑橘系の臭いが嫌いなので、レモンやオレンジなどの臭いのがする水が入った霧吹きを用意しておいて、強く咬んできたときに猫に臭いが届くところに散布します。
 *「水が飛んでくる」強く咬んできたら水鉄砲で水をかけます。

これらのいやなことが咬んでいる最中に起これば、徐々に咬むことが愉しくなくなってきます。

猫への教育は、1にも2にも根気です。
諦めずに繰り返し行うことが大事です。

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