院長先生の相談室


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記事No 6872
タイトル Re: ウロペーパーでの尿検査
投稿日 : 2015/06/27(Sat) 18:19:11
投稿者 高円寺アニマルクリニック
参照先
こんにちは。

すでにご存じかもしれませんが、ビリルビンとウロビリノーゲンについて簡単に説明します。
ビリルビンは、赤血球が肝臓や脾臓などで壊されたときにヘモグロビンからできる胆汁色素のことです。
ビリルビンは、肝臓から胆汁に含まれ、胆道を経て十二指腸に排泄されます。
通常はビリルビンは尿に出てくることはありません。

ウロビリノーゲンは、そのビリルビンが腸に排泄され、腸内細菌によって分解されたものです。
ウロビリノーゲンのほとんどは便と共に排泄されますが、一部は腸管から吸収され、再び肝臓へと戻って血液中に入り腎臓から尿中に排泄されます。
よって、ウロビリノーゲンは健康な猫でも尿中から検出されることはあります。


*尿ビリルビン、ウロビリノーゲンを調べると何がわかるのか?
健康な猫や犬の場合は、ビリルビンが尿中に出ることはありませんが、肝障害や胆道の閉塞などで胆汁の流れが妨げられると、胆汁に排泄しきれないビリルビンが血液中に増え、それが腎臓から尿に排泄されるようになります。
また、肝臓の機能が低下すると、肝臓で処理されるウロビリノーゲンが少なくなりますから、尿に出るウロビリノーゲンの量は正常の何倍にもなります。
以上のことから、尿中にビリルビンや多量のウロビリノーゲンが検出された場合、肝臓機能の低下が疑われます。

今回のケースでは尿中ビリルビンのスコアは微妙なようですし、尿中ウロビリノーゲンは肝機能が正常でも出ることはあるので、この結果だけで肝臓疾患を疑うことはできません。
しかし、この結果が気になるようでしたら、一度血液検査で肝機能のチェックをしてみてはいかがでしょうか。

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