【 TOP 】


うちの猫のキモチがわかる本

今回のペットの基礎知識は
「うちの猫のキモチがわかる本 VOL.15」
より、お送りします。

内容は一部掲載ですので詳しくは本を買ってね!


「やっかいな猫カゼにご用心!!」

■「こんな症状が見られたら、早めに動物病院へ」

■「猫カゼ」と言われる3つの病気

 ・「猫ウイルス性鼻気管炎」
 ・「猫カリシウイルス感染症」
 ・「クラミジア感染症」

■「ワクチン接種で徹底的に予防」

■「こんな症状が見られたら、早めに動物病院へ」
 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せきなど、猫カゼも人のカゼと症状はほぼ同じ
また、猫では目やになど、目にも症状が現れます。自分がカゼをひいたときのことを思い出せば、猫のつらさもきっと理解できるはず。

  鼻がつまっても自分でかむことができないのですから、不快感は人以上かもしれません。
カゼの症状を見逃さずに、初期の段階で気づいてあげることができれば、愛猫につらくて苦しい思いをさせずにすみます。


■「猫カゼ」と言われる3つの病気
 カゼと呼ばれる代表的な病気は、「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス感染症」「クラミジア感染症」の3種類です。

原因となる病原体はそれぞれ別のものですが、症状にいくらか違いはあるものの共通 している症状も多いので、症状だけではどの病気にかかっているのかを正確に特定するのは難しいといわれています。

  また、複数のタイプのカゼに同時に感染している場合もあります。
猫カゼに感染した後、さらにほかのウイルスや細菌などに二次感染して、症状が重くなることもあるので、早めに治療を始めましょう。


・「猫ウイルス性鼻気管炎」
症状は?
 ウイルスが鼻などから侵入し、鼻やのど、気管などの粘膜に炎症が起こります。
主な症状は、激しいくしゃみ、鼻水、せきなどで、結膜炎も引き起こします。鼻水や涙、目やになどで顔中くしゃくしゃになり、見るからにつらそうな状態になります。

 ほかの2つの病気にくらべて重症になりやすく、症状が進めば40℃以上の熱が出ます。子猫や高齢猫、持病のある猫では、脱水や栄養不足で死に至ることもあります。

予防法は?
 猫ウイルス性鼻気管炎にはワクチンがありますから、いちばんの予防法はなんといってもワクチンを接種しておくことです!
 また、室内飼育にして、外の猫との接触を避けることも、感染ルートを断ち切るためには効果的です。


・「猫カリシウイルス感染症」
症状は?
 くしやみ、鼻水、目やに、発熱など、初期症状は猫ウイルス性鼻気管炎によく似ています。

 症状が進むと、口のまわりや舌に潰瘍(口内炎)ができるのが特徴ですが、潰瘍ができないタイブもあります。潰瘍がひどくなると、痛みから食事が食べられなくなって体力が低下します。
関節の痛みなどの症状が起こることもあり、体を触ると痛がります。

 また、呼吸困難や急性の肺炎を起こして死に至ることもあります。

予防法は?
 猫カリシウイルス感染症にもワクチンがあるので、毎年1回、ワクチンを忘れずに接種して、病気に対する抗体を持続させることが大切です。

 また、感染猫との接触を避けることは、どの伝染病でも共通した予防対策です。


・「クラミジア感染症」
症状は?
 クラミジアが目や鼻、口から侵入して、粘膜に炎症が起こります。
結膜炎の症状が激しいのが特徴ですが、くしやみ、鼻水、せきなどの症状もあり、ほかの2つの猫カゼとよく似ています。

  呼吸器の炎症がひどくなれば、肺炎を起こすこともあります。

予防法は?
 数年前まではこの病気にはワクチンがなく、猫ウイルス性鼻気管炎と猫カリシウイルス感染症のワクチンを打っていても、カゼの症状が現れたときは、この病気と診断されることが多かったよう。

  最近では、ワクチンもでき、予防が可能になりました。


■「ワクチン接種で徹底的に予防」
Q.ワクチンで予防できる猫カゼは?
A.3つの病気すべてにワクチンがある
  現在では3種類すべての猫カゼがワクチンで予防できます。

いくつかの組み合わせがあり、3種混合では、「猫ウイルス性鼻気管炎」と「猫カリシウイルス感染症」が、5種混合になると「クラミジア感染症」が含まれます。最近では3つのタイプのカリシウイルスが予防できる7種混合も登場しました。

  猫カゼはかかれば慢性化するやっかいな病気なので、かからないための予防がなにより大切です。

Q.ワクチンは毎年打たないとダメ?
A.効果は1年で切れてしまう
  ワクチンで作られた抗体は、1年を過ぎた頃から徐々に減り始めます。
抗体量が少ないと感染しやすくなるので、年1回の追加接種が必要です。

  子猫の場合、母猫からの移行抗体は、初乳を飲んで受け継がれていれば50日は有効とされているので、これが切れる2か月齢にはワクチンを接種します。子猫のワクチンプログラムは動物病院で相談しましょう。

Q.室内飼育でもワクチンは必要?
A.飼い主が運び屋になることもあるので、打ったほうが安心!
  一歩も外に出ることがない完全室内飼育の猫の場合は、猫カゼに感染する可能性は低くなりますが、まったくないとはいいきれません。
飼い主が外出してほかの猫と接触すれば、そこから病原体が持ち込まれることもあるからです。

  感染すれば、命にかかわる危険性もある病気ですので、安全と安心を得るための「保険」のようなものと考え、室内飼育でもワクチン接種をおすすめします。

Q.ワクチンを打てば猫カゼにはかからない?
A.かかることもあるが、軽症ですむ
  ワクチンを接種していれば、その種類の病気はほぼ予防することができます。
ごくまれにワクチンを打っていたにもかかわらず、猫カゼに感染することもありますが、多くの場合、症状は軽くてすみます。
症状がひどくなるときは、免疫に異常があることもあります。

  また、ワクチンを接種してから抗体ができるまでには2週間くらい時間がかかりますので、この時期の感染にも気をつけましょう。


copyright(C)1999-2004 高円寺アニマルクリニック
ホームページに掲載の文章・画像・写真などを無断で複製することは法律で禁じられています。
すべての著作権はBridgeに帰属します。

MENU

高円寺アニマルクリニックの設備、スタッフ、診療方針等々の情報ページです
ペットの基礎知識
当院の「先生に質問」はこちらまでどうぞ
皆さんの情報交換ページです
当院が監修した記事掲載の書籍をご案内します
初診でおいでになる飼い主さま用記入フォームです
このHP全体をご案内します
MRI/CTのキャミック
ペーパークラフトの部屋
スケジュール予定表