高円寺アニマルクリニック
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猫の手帳質問集

第6回
人の髪の毛を食べるのをやめさせたい!
Q. うちの1歳のオス猫は、私の髪の毛を食べてしまうという変な癖があります。

抱いている時に『サクサク』と音を立てるので見ると、髪の毛をくちゃくちゃかんでいて、しまいには飲み込んでしまいます。

さらにシャンプー後に私の抜けた髪の毛を集めて捨てると、ゴミ箱をあさってまで食べようとするのです。

毛玉 取りクリームをなめきせてはいますが、おなかにたまらないか心配。

なぜこんなことをするのでしょう。

やめさせるにはどうしたらよいのでしょうか?

A.

今回のケースのようにごみ箱をあさらないまでも、飼い主の髪の毛や頭皮をなめることを好む猫は決して珍しくありません。

これは親密な猫同士が行うグルーミングの1つの現れ。

このコの場合、飼い主への依存心が特に強く、髪の毛への執着からグルーミングがエスカレートしているのでしょう。

生後−週間は、母猫が子猫のグルーミングをしますが、やがて子猫はお互いにグルーミングしあうようになり、それは成猫になっても続きます。

猫たちはこうして母系社会の集団の中できずなを深めます。

したがって、猫が飼い主にグルーミングをさせたり、なでさせたりするのは、飼い主を親しい仲間と認めているということ。

飼い主をなめて、"グルーミング"をしてくれる猫もいますが、これも飼い主を親しい仲間として認めていると同時に、安心を与えてくれる母親として頼っている証拠です。

ではなぜ特に髪の毛や頭皮を好むのか。理由は2つあります。

《1》頭は体の中で最も毛が多い部分で、猫は髪の毛がこすれるシャリシャリという音が好きだから(猫はその手の音が大好き)。

《2》人間の体のうち、頭は強いにおいを出す部分であるから(猫によってはシャンプーをした後の髪の毛を好みます。)

また、抱かれていた猫がおろされた後、グルーミングを始めるのも見たことはないでしょうか。

これは、自分に移った飼い主のにおいをなめ取っているの。

猫は、自分の体やお気に入りのものには自分のにおいがついていることを好み、他のにおいがつくのを嫌います。

今回の相談のような行動は本能にもとづくものなので、完全になくすのは無理。

この行動を減らすためには、過度な執着心や好奇心を適度なものに変えていくトレーニングをします。

《1》まず、髪の毛と接触する機会を減らす。

お風呂の髪の毛は取り除き、飼い主の髪の毛もまとめ、できれば帽子などで隠す。

《2》髪の毛に猫が嫌う香り(柑橘系)をつける。

《3》猫と飼い主の依存関係を少し薄くするために、遊び道具を与えるなどして飼い主以外にも興味を示すようにさせていく。

毛がたまることを心配しすぎる必要はありませんが、行動が減るように根気よくトレーニングしていくとよいでしょう。


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